オールドアンバサダーの逆回転防止のメカニズム「Anti-reverse dog mechanism」

初めてオールドアンバサダーの購入を考えてる方への、メンテナンス動画です。
今回は、メンテナンスの前に仕組み、メカニズムの理解ということで、逆回転防止のアンチリバースドッグについて説明します。

映像中のドライブシャフト、ハンドルやメインギアを取り付けるシャフトに噛んでいる爪のようなパーツがアンチリバースドッグと呼ばれる逆回転を防止するパーツです。
映像中でわかると思いますが、リトリーブ方向にドライブシャフトを回転させると、押し出される方向にアンチリバースドッグが働き、リトリーブが可能となります。
逆回転させると、シャフトについてるのこぎり状の部分にアンチリバースドッグが食い込んできて逆回転を止めます。

現行モデルのローラーベアリングよりメンテナンス性に優れ、壊れても簡単にパーツ交換で修復できます。
逆回転方向に強い衝撃、荷重が加わるとアンチリバースドッグの爪の部分が折れてしまいます。
通常の利用では壊れたり、摩耗してしまうことはありません。

このパーツはドライブシャフトの、のこぎり状の部分を挟む形状になっているため、広げるとハンドルの回転が軽くなります。広げすぎると爪の部分の食い込む力が弱くなり、思わぬところでハンドルが逆回転してしまう場合があります。

Author: sakurai